セサミンの原料産地国は?
健康に役立つ機能がたくさん盛り込まれていることから、一躍注目を浴び今ではサプリメントもたくさん発売されているセサミン。そのセサミンの原料産地国はどこだかご存知ですか?セサミンの原料産地国についてご紹介します。
セサミンの原料
ご存知の方も多いと思いますが、セサミンの原料はゴマです。セサミンは他のゴマリグナン成分に比べてゴマに含まれる量が多いとされていますが、その量はわずかゴマ一粒の0.3~0.5%ほどです。仮にゴマからセサミン30mgを摂ろうとすると、単純計算で約5,000粒相当のゴマを食べなければならなくなります。
セサミンの抽出方法
ゴマに含まれる量はごくわずかのセサミンですが、どのように抽出されているのでしょうか。一般的な方法はアセトン、メタノール、エタノールなどの有機溶剤を用いて抽出する方法です。他にゴマを圧搾して得たゴマ油を蒸留してセサミンを抽出する方法もありますが、セサミン抽出の効率が悪くなる傾向になるためコスト高となり、最終的には製品の値段が高くなってしまうようです。
ゴマの原産地
私たち日本人になじみの深いゴマですが、日本ではほとんど生産されておらず大部分が輸入品です。以前はスーダン、エチオピアなどのアフリカ諸国、メキシコやコロンビアなどの南米諸国が主な輸入先でありましたが、最近ではインドやミャンマー、タイなどが多いようです。食料の輸出元として名前の挙がることの多い中国は、主な輸入先になったこともあるのですが近年自国の消費が増えたために輸出が激減しているということです。
年間約16万トンを輸入
日本で消費されるゴマのうち国内で生産されたものはわずか0.1%といわれています。つまり99.9%が輸入品なのです。年によって多少の増減はあるものの、毎年およそ16万トンのゴマが輸入されているのです。そのうち10万トン近くはゴマ油の圧搾に使われ、残りの6万トン程度がすりゴマやゴマペーストなどその他の用途に使われたと見込まれています。
世界的に高まるゴマの需要
世界的にもゴマは古くからある植物ですが、近年その栄養価の高さが広く認知されるに従い需要も増えています。2000年代半ばからの10年間で全世界のゴマ生産量は1.5倍にも増えているといい、価格も上昇傾向であるといいます。世界のゴマ生産量はおよそ470万トンですが、まだまだ増加していくことが予想されます。
ゴマの生産は労働集約型で、その生産は発展途上国に集中しているといいます。需要の高まりや各国の発展具合により、主な生産国はまた移り変わっていくことでしょう。セサミンを摂取する際、原料の原産国もチェックされてみると意外な国から来ていることを発見されるかもしれません。
[出典]
セサミンの原料産地国は?
http://www.1914-18.org/ingredient.html