セサミンのチカラ

セサミンが注目されるようになった理由

サプリメントや健康食品として発売されているセサミンは、身体にいいというイメージを多くの方が持っていると思います。しかし、なぜ身体にいいかというと具体的にはご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか。セサミンはなぜ身体にいいのか、ご紹介します。

ゴマから摂れるセサミン

セサミンは、その名の通りゴマ(セサミ)から摂れる成分で、抗酸化作用を示すゴマリグナン類の一種です。ゴマが健康に良いのは昔から世界各地で知られていましたが、その成分についての研究はここ最近になるまで行われてきませんでした。ゴマの成分としては他にもセサモリン、セサミノール、セサモールなどのゴマリグナン類があり、ゴマ油の抗酸化作用の主成分ではないセサミンは注目を浴びることが少なかったのです。

セサミンが注目を浴びるようになったきっかけ

今まで研究対象となることが少なかったセサミンが光を浴びるようになったのは、アラキドン酸という不飽和脂肪酸の一種の精製方法の研究がきっかけです。セサミンの多様な生理活性が注目を集めはじめ、アルコールの分解促進作用があることが発見されると、一躍健康に役立つ成分として脚光を浴びるようになりました。

肝機能をサポートするセサミン

セサミンのアルコール分解促進作用については多く研究がなされ、アルコールの摂取と同時にセサミンを摂取することで、顔面紅潮、動悸などいわゆる悪酔いの症状が軽減されることが発表されています。また、セサミンは胃腸で吸収されず、門脈を介して肝臓に直接届き抗酸化作用を発揮することもわかっています。アルコール摂取が多い方、外食が多く肝臓の負担が気になる方には心強い成分といえます。

次々と明らかになるセサミンの作用

セサミンの研究は肝機能の分野だけにとどまりません。コレステロールの低下作用があることも判明していますし、乳がん細胞の増殖を抑制する効果があることも研究でわかっています。さらには免疫活性の作用も確認されており、「一粒で何度もおいしい」成分といえるのです。

セサミンがなぜ身体にいいのか簡単にご紹介してきましたが、セサミンについての研究はまだ続いており、これからも新たな効果についての発表が期待できます。また、EPAなど他の成分と摂取することで相乗効果があることもわかっていますが、他にも相乗効果が期待できる成分が発見されるかもしれません。セサミンはお酒を飲む人にも飲まない人にもおすすめできる健康成分なのです。 

[出典]
セサミンでがん予防
http://p19.ciao.jp/feature/c74.html
ごまを約1000粒分を凝縮
http://www.ecopaperaction.org/gyousyuku.html
ゴマ1粒に含まれるセサミンの量
http://www.cvillechamber.org/sesame-seeds.html

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