セサミンのチカラ

黒セサミンとは

健康に役立つ作用が数多く知られているセサミンですが、セサミンのサプリメントやセサミンを含む食品に「黒セサミン」とあるのをみかけたことがある方もいらっしゃると思います。黒セサミンとは、普通のセサミンと何が違うのでしょうか。

黒セサミンとは

セサミンはゴマに含まれるゴマリグナン類の一種で、ゴマ種子中に0.3~0.5%ほど含まれています。アルコール分解促進作用をはじめコレステロール低下作用、抗酸化作用、免疫活性など数々の作用があることが知られています。「黒セサミン」というのは、黒ゴマから摂ったセサミンを指して商品名につけられているもののようです。

三種類あるゴマ

ゴマは昔から健康に良いことが知られ、世界各地で栽培されてきました。ゴマには種子の色の違いから白ゴマ、黒ゴマ、金ゴマの三種類がありますが、それぞれ含まれている成分はほとんど同じであるとされています。白ゴマは世界各地で生産され、含まれる脂質の量が若干多いことからゴマ油の主原料となっています。黒ゴマは主に中国や東南アジアで生産されています。粒が大きく収穫量も多いですが、白ゴマに比べ脂質の量が少ないことから主に食用として消費されます。金ゴマは白ゴマ黒ゴマに比べて脂質が多く、香りが高いことから価格も高くなっています。トルコで生産されています。

黒ゴマに含まれる栄養素

黒ゴマの特徴はその黒い種皮に含まれる栄養素です。白ゴマ金ゴマに比べ種皮が厚いことからカルシウムが多く含まれているほか、黒い色素にはアントシアニンというポリフェノール色素や不溶性食物繊維のリグニンが含まれています。

黒ゴマの栄養を活かした「黒セサミン」

脂質は少ないものの白ゴマ金ゴマに比べて栄養素が多い黒ゴマの栄養も取り入れられるようにしたのが「黒セサミン」といえます。また、黒セサミンには「発酵」とつくものが多いのですが、これは黒ゴマの厚く硬い種皮を発酵技術によって分解し、吸収しやすい形にしたものです。ゴマの種皮は硬く、噛んだだけでは中身を吸収できる状態にならないとされていますので、発酵タイプのものはより効率よく吸収できると考えられます。

私たち日本人にも昔からなじみのあるゴマを、より健康に役立てようと各社で盛んに研究開発が行われています。黒セサミンもそういった開発の成果といえるでしょう。セサミンのサプリメントを選ぶ際は、黒セサミンも候補に入れてみてくださいね。

[出典]
白ゴマと黒ゴマのセサミンの違い
https://veindance.com/white.html

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